【環境】新種サルの名「スカイウォーカー」…映画の修行になぞらえて 未知の種が発見前に絶滅の恐れ 東南アジアのメコン川流域(動画)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181216/K10011748711_1812160045_1812160501_01_02.jpg
NHK 2018年12月16日 5時01分
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WWF=世界自然保護基金は、東南アジアを流れるメコン川の流域で、去年1年間に157種もの動植物が新種と確認されたと発表しました。映画の登場人物の名前をとって「スカイウォーカー」と名付けられたサルなど、ユニークな名前が付けられた生き物もあります。
WWFは生物多様性の宝庫として知られるメコン川の流域で毎年、生態調査を行っていて、このほど、去年1年間の調査結果を発表しました。
それによりますと、新種と確認された157種の内訳は、植物が91種、は虫類が26種、魚類が23種、両生類が14種、ほ乳類が3種となっています。
このうちミャンマーで見つかったテナガザルは、新種と確認されるまでに10年ほどかかったことから、映画「スターウォーズ」の登場人物の修業の日々や苦難になぞらえて「スカイウォーカー・フーロックテナガザル」と名付けられました。
このほか、金髪が特徴のコウモリは、アメリカの芸能人の名前をとって「ランス・バス・コウモリ」と呼ばれています。
メコン川流域で確認された新種の生き物は、調査が始まった1997年からこれまでに2600種を超えた一方、急激な経済成長に伴う開発で環境破壊が深刻化しているため、WWFは「多くの未知の種が発見されないまま絶滅するおそれがある」としてより徹底した保護を訴えています。
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