【滋賀】畳１００畳分の大だこが落下し観客の男性１人が死亡した事故…業務上過失致傷で送検の市職員ら３人を不起訴

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190409/2060002393.html

４年前、東近江市の催しで畳１００畳分の大だこが落下して、観客の男性１人が死亡した事故をめぐり、
業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていた市の職員ら３人について、
大津地方検察庁は起訴できる十分な証拠が得られなかったとしていずれも不起訴としました。

平成２７年５月、東近江市の公園で行われた「東近江大凧まつり」で、畳１００畳分の大だこが
空中でバランスを崩して落下し、大阪・堺市の７３歳の男性が死亡し、６人が重軽傷を負いました。

警察は、事故の翌年、観客がいる場所に落下する危険を予測できたのに、立ち入り禁止にしなかったことなどが事故につながったとして、
▽会場の警備を担当した市の職員２人と、
▽たこ揚げを指揮した大だこの保存会役員を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

この３人について、大津地方検察庁は９日、起訴できる十分な証拠が得られなかったとしていずれも不起訴としました。

これについて、東近江市の小椋正清市長は
「民事上の損害賠償は示談が成立しているので、今回の不起訴でこの事件に一定の区切りがついたと考えます。
改めて被害に遭われた方のご冥福をお祈りするとともに、二度とこのような事故が起こらないよう安全対策に万全を尽くします」とするコメントを出しました。